プレバトの俳句コーナーを見続けて数年になり、自分でも俳句つくってみることにしました。
俳句をつくる前に俳句の基本を勉強したので、これから俳句をつくってみようと思う人は参考にしてみてください。
今日は俳句での季節はいつ?五七五じゃないといけない?
1.俳句とは
俳句とは、季語および五・七・五を主とした定型を基本とする日本の定型詩。
ただし、あくまでこれは基本。無季俳句や自由律俳句もあり。
俳句とは、一部の人だけの堅苦しくて高級な趣味ではなく、型さえ覚えればだれでもカンタンに作れる「詩歌」。
引用元:夏井いつき「夏井いつきの超カンタン!俳句塾」世界文化社、2016年7月10発行、p.2
日々の生活、出来事などを「観察」し、それを十七音で表現する。楽しむことが大事。
2.俳句の特徴
俳句は簡単に言えば、十七音で構成される短い定型詩。
おもな特徴は次の三つ。
- 五七五
- 季語が入る
- 切れ(切れ字)がある
2.1 五七五
五音、七音、五音は、日本人の耳に馴染みやすいリズム。
原則として、五七五の間を一字ずつあけず、一行で縦書きにするのが原則。
十七音で表現しなければいけないので、言葉の意味に注意して作ろう
自分しか分からない表現になってないか?
言葉の意味が重複してないか?
2.2 季語が入る
季語とはただ季節を表す言葉ではなく、この言葉で、多くの情景や感情が感じられる魔法のような言葉。
定石としては「一句一季語」。季語自体が強い言葉なので、複数あると句のバランスが崩れます。
ただし、一句に二つ以上の季語が使われる「季重なり」、季語が入らない「無季の句」もあります。
「季重なり」「無季」は、上級者向け。
まずは「一句一季語」で作っていこう
3.3 切れ
俳句における「切れ」は、詠嘆や強調を表現するとともに、映像を切り替えもします。
代表的な「切れ字」の「や」「かな」「けり」、調べを整える効果もあります。
3.季節の分け方
季語の各季節の分け方は、原則、次のとおりです。
- 春・・・立春(ニ月四日ごろ)から立夏(五月六日ごろ)の前日まで
- 夏・・・立夏(五月六日ごろ)から立秋(八月八日ごろ)の前日まで
- 秋・・・立秋(八月八日ごろ)から立冬(十一月七日ごろ)の前日まで
- 冬・・・立冬(十一月七日ごろ)から立春(ニ月四日ごろ)の前日まで
- 新年・・正月(元日から十五日まで)
※歳時記の季節区分は、古代中国の天文学を踏襲しています。
4.長音(伸ばす音)の数え方
「プラレール」のように「ー」と言葉を伸ばす音は、一音として数えます。
「プラレール」五音
5.促音(小さい「っ」)の数え方
「キック」のように一瞬、途切れた破裂音の「っ」は、一音として数えます。
「キック」三音
6.拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」の数え方
「ちょう」などのような、二文字で表される音の「ゃ」「ゅ」「ょ」は、二文字で一音として数えます。
「ちょう」二音
7.まとめ
最後に、俳句の作り方を大きく分けると次の二つの方法があります。
①一物仕立て
②取り合わせ
「一物仕立て」は、季語のことだけで一句を構成することから、その季語をどれだけ観察しオリジナリティを出せるか、、、
ただ、淡々と季語を読んでしまうと、ビミョーは出来になってしまいそう。
「取り合わせ」は、ある季語とそれと一見関係のない季語以外の言葉を取り合わせる作り方です。
これによって、相乗効果が生まれ連想も広がっていきます。
私もまずは「取り合わせ」で作っていき、いつか「一物仕立て」にも挑戦してみようかと思います。
自分の感じたことを十七音で表現していく俳句。
作った俳句をいつか読み返して、そのころを懐かしめるように、継続して続けていきたいです。
お読みいただき、ありがとうございました!!!
参考文献
・夏井いつき「夏井いつきの超カンタン!俳句塾」世界文化社、2016年7月10初版発行
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