母の日が終わったなと思っていると、コンビニではもう父の日の贈り物が並んでいます。
私は毎年、母の日には実家近くの花屋さんに花を頼んでいるのですが、毎年困るのが父の日・・・
この記事は、季語「父の日」で作った俳句を紹介したものです。
1.季語「父の日」
「父の日」を改めて説明する必要はないと思いますが、歳時記には父の日の説明と例句について次のように記載されています。
六月の第三日曜日。父に感謝する日。
悲壮なる父の為にもその日あり 相生垣瓜人
父の日の隠さうべしや古日記 秋元不死男
父の日や千人針を出してきし あべふみ江
引用元:辻桃子、安倍元気「増補版 いちばんわかりやすい 俳句歳時記」
株式会社主婦の友社、2016年11月20発行、p.180
~父の日の起源について、ざっくり補足~
父の日は、アメリカ発祥の祝日。
ソノラ・スマート・ドッドという女性が、母親が亡くなったあと自分たちを成人まで男で一つで育ててくれた父親をたたえるべく、牧師教会へ「父をたたえる日があるべ」と嘆願したことがきっかけ。
1909年に嘆願し、1910年6月19日に、初めての父の日の式典が開催されたのだそうです。
6月だったのは、ドッド夫人の父親の誕生日が6月だったからといわれています。
ただ、アメリカでこの式典が一般に浸透するまでには時間がかかるまで、大統領の演説などいろいろの出来事もあったようです。
一方、日本ではデパートなどの商業施設が販売戦略の一環として父の日を取り上げ、そこから一般に広く浸透していったのだそうです。
確かに、コンビニやスーパー、ネット通販など、母の日が終われば父の日という言葉をよく見る機会がありますね・・・
2.俳句
「父の日や燃え落つチャフと珈琲の香」
3.俳句の説明
父の日に珈琲をいれてあげたという、ただそれだけの俳句です。
何故か、父に面と向かって「いつも、ありがとう」と伝えるのは照れくさい・・・
昨年までは、お酒を贈ったりしていたけど、昔ほど飲む量も減ってきたので、自分で焙煎した豆で珈琲をいれてあげたというひと時。
中七で焙煎したこと、下五は字余りになってしまいましたが珈琲の香りの余韻が残ればと思い、そのままにしました。
4.まとめ
春先、実家にコーヒーメーカーを持って帰ったとき、嬉しそうに使っていたことがきっかけで「今年は珈琲に関連したものを贈ってあげよう」と思いました。
苦めが好きなのか、酸味があったほうがいいのか、それとも甘い感じが好きなのか、いろいろ考えた日々でした。
普段の生活のなかだと、育児・家事・仕事など色々なことが多く、そのように父について考えるが機械が少ないので「父の日」を作ってくれたドッド夫人にも感謝です!
お読みいただき、ありがとうございました!!!
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