ポケットコーヒー濃度計は、コーヒーの味を数字で管理することができます。
株式会社ATAGO のポケットコーヒー濃度計を購入したので、実際に使ってみたレビューをします。
- コーヒーの味を数字で確認したい
- Brix、TDS、収率は何かを知りたい
- ATAGO製のポケットコーヒー濃度計(PAL-COFFEE)の使い方を知りたい
実際に動画で使い方を見てみたい方は、こちらの動画をご覧ください。↓↓↓
1.ポケットコーヒー濃度計とは
ポケットコーヒー濃度計 PAL-COFFEE(BX/TDS) は、BrixとTDSを測定することができる測定器です。
濃度計、説明書、校正成績書、アンケート葉書が同梱されています。
(1)Brixとは
一言でいえば液体の濃さを表したものです。
数値が高いと「ストロング」、低いと「ライト」といったように表現されます。
(2)TDSとは
液体の中に水以外の成分がどれだけ入っているかを表したもので、収率を計算するときに使用します。
(3)収率とは
使用したコーヒー豆から何%成分を取り出したかを表したもので、以下で計算できます。
収率(%) = TDS(%)×水量(g)÷豆量(g)
例えば、TDSが1.8%で、抽出した水量が500g、使用した豆量が40gだと、
収率 = 1.8 × 500 ÷ 40 = 22.5 % となります。
2.PAL-COFFEE(BX/TDS)の使い方
使い方はとても簡単です。
流れとしては使用する水(ドリップ前の水)でゼロ点調整をした後、コーヒー液を入れて測定するだけです。
(1)ゼロ点調整
水を入れて「ZERO」を押します。
器具に傷つけないようにスポイトを使うといいと思います。
(2)濃度測定
ゼロ点調整の水をふき取った後、ゼロ点調整と同じ場所にコーヒー液を入れて赤の「START」ボタンを押します。
コーヒーは高温のまま測定できるので、冷めるまで待つ必要はないようです。
(3)その他~価格や類似品~
値段は37,400円(購入時)。高かったですが、物価が上がっている2023年以降だと更に上がっているかも…
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※ATAGO製は完全国内生産ということもあり高価格ですが高品質です。
海外製のものであれば、ATAGO製のものより安いものもあるようです。
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ラインナップとしては「Brixのみ」「TDSのみ」のスペック品もありますが、購入時は3000円程度しか下がらなかったので「BrixとTDS」が測定できるものにしました。
因みに、濃度と収率の関係のグラフも説明書に記載されていました。
3.実際に使ってみた
家にあった市販のコーヒー豆(粉)で淹れたコーヒーを測定してみました。
因みに、コーヒーの特徴(メーカ基準)とドリップ条件は次のとおりです。
- 酸味 弱 ・ ● ・ ・ ・ ・ ・ 強
- 苦味 弱 ・ ・ ・ ・ ・ ● ・ 強
- コク 軽 ・ ・ ・ ・ ・ ● ・ 深
- ドリップ ペーパードリップ
- 豆 キーコーヒー グランドテイスト コク深いリッチブレンド
- 豆量 32.0g
- 水量 442.9g(抽出後)
- 水温 87℃(ドリップ開始時)
- 抽出時間 3分4秒(蒸らし50秒含む)
測定結果は次のとおり
- Brix ・・・ 1.90%
- TDS ・・・ 1.51%
- 温度 ・・・ 34.3℃
- 収率 ・・・ 20.9(計算値)
メーカ基準ほど苦味やコクが特徴であるという数値ではありませんでした。
ただし、説明書には測定値を安定させるためには複数回測定を繰り返した方がいいと記載がありました。今回は1回目の数値だったので、もしかしたら、それが原因かもしれません。
4.まとめ
値段は高かったですが、自分好みのコーヒーを見つけるためのアイテムになりそうです。
やはり、コーヒー関係の職業でもない限り一度に複数の種類のコーヒーは飲みませんし、以前飲んだコーヒーをずっと覚えておくのは難しいですからね。
いつかコンビニのコーヒーで比較検証もしてみたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました!
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