コーヒー豆を焙煎するために生豆は必ず必要ですが、どこで買えばいいのか悩んでいませんか？
この記事では、大手のネット通販と生豆専門のネット通販のどちらで買えばよいかお答えしています。
私自身も週末に自宅で焙煎していますので、この記事がこれからコーヒーの焙煎をしてみようか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
- 自宅でコーヒーを焙煎しようと思っている人
- コーヒーの生豆の購入先を悩んでいる人
１．コーヒー豆の焙煎方法と魅力
香り高いコーヒーを自宅で焙煎することは、コーヒーが好きな人にとって魅力的な試みです。
そこで、簡単ですが焙煎の基礎知識からご紹介します。
１．１ コーヒー焙煎の基礎知識の解説
コーヒー豆の焙煎には、基本的には「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つのレベルがあります。
それぞれの特徴は「浅煎り→豆の風味や酸味を感じやすい」「中煎り→バランスに優れる」「深煎り→豊かなボディと苦味がある」です。
焙煎の過程で豆の色や重さが変化し、それぞれ異なる風味が生まれます。
焙煎にはさまざまな方法があります。自宅だと一般的にはホームロースターやフライパン、鍋などを使った手動の方法がよく用いられます。これらの方法は自宅で手軽に始められることが魅力です。
以下の記事では鍋を使った焙煎方法を紹介しています。詳しく知りたい人は参考にしてください。
１．２ 自宅でのコーヒー豆の焙煎の魅力の説明
自宅でする焙煎には、様々な魅力があります。
＜１＞ 焙煎したてのコーヒーは香りがとても豊か
＜２＞ 焙煎度合いをコントロールできるため、自分好みの風味を追求できる
＜３＞ 常に新鮮なコーヒーを飲むことができる
＜４＞ 異なる産地や品種の豆を試すことで独自のコーヒー作りが体験できる
焙煎の面白味でもありますが、同じ種類の豆、同じ方法でも同じものが出来るとは限りません。
まずは焙煎してみて、焙煎したての豆の豊かな香りと風味、豆の個性や焙煎作業を楽しみましょう。
次の記事は、実際に家でブラジルの生豆を焙煎していますので、興味あればご覧ください。
２．大手ネット通販のメリットとデメリット
この記事でいう大手ネット通販は、「Amazon」や「楽天市場」と定義しています。
これらの通販は自宅で焙煎する際に、必要となる生豆を購入する選択肢の１つです。
これから、大手ネット通販のメリットとデメリットを紹介します。
２．１ 大手ネット通販のメリットの紹介
大手ネット通販を利用することには以下のような利点があります。
| 大手ネット通販のメリット | |
|---|---|
| 品揃えが豊富 | ネット通販では、様々な販売業者の生豆が取り扱われています。 自分の目的に合わせて品種や量を選ぶことがで、珍しい銘柄のスペシャルティコーヒーなども見つけることができます。 |
| 価格が安い | ネット通販では、実店舗に比べて価格が安く設定されている場合が多いです。 更に大手ネット通販だと、送料無料や割引キャンペーンなども利用できますし、他の商品と合わせて購入することでポイ活など様々な副次的なメリットがあります。 特に、Amazonの場合、Amazonプライム会員だと配送オプションに関わらず配送料はかかりません。 |
| 購入者からの 情報が得られる | 大手のネット通販だと、その商品の購入者のレビューや評価を参考にすることができます。 |
| １つの商品で 複数の豆が買える | 複数の豆がセットになっているセット商品もあり、どの豆を購入しようか悩んでいる人にはオススメです。 |
Amazonプライム会員には、「配送料無料」「プライムビデオ」や「プライムミュージック」などのエンターテイメントサービス、さらに「プライムデー」などの限定セールなどがあります。
もし興味がある方は、詳細は公式サイトで確認してみてください。
２．２ 大手ネット通販のデメリットの紹介
一方で、大手ネット通販には以下のようなデメリットも存在します。
| 大手ネット通販のデメリット | |
|---|---|
| 品質面の不安 | 大手ネット通販では、様々な販売業者の生豆が取り扱われているため、同じ品種の豆でも品質が統一されていない場合があります。 |
| 生豆の情報が少ない | 品質面と同じですが、大手ネット通販では様々な販売業者がいるため、中には生豆の情報が少ない場合があります。 |
| 価格が高い場合がある | 価格は実店舗に比べると安い傾向ですが、一方、生豆専門のネット通販よりは高い場合があります。 但し、購入量や配送料などを考慮すると逆に安くなる場合もあります。 |
| 返品や交換などの対応 | 注文間違いなどのトラブル対応をしてくれるかどうか、事前に確認した方がいい場合があります。 |
２．３ 大手ネット通販を利用する際の注意点
大手ネット通販を利用する際には、以下のポイントを注意しましょう。
＜１＞ 口コミやレビュー、評価を確認しよう
＜２＞ 同じ豆でも複数の販売業者がいる場合も。購入量・価格・配送料・支払方法を確認しましょう。
３．生豆専門のネット通販のメリットとデメリット
生豆専門のネット通販も、生豆を購入する選択肢の１つです。
ここでは、生豆専門のネット通販のメリットとデメリットを紹介します。
３．１ 生豆専門のネット通販のメリットの紹介
生豆専門のネット通販を利用することには以下のような利点があります。
| 生豆専門のネット通販のメリット | |
|---|---|
| 多くのネット通販 サイトがある | 生豆専門を購入できるネット通販サイトは１つではありません。 それぞれのネット通販に特徴があるので、自分に合った通販サイトを探せます。 例えば、松屋珈琲さんは「コスパ最強」生豆本舗さん、ワールドビーンズショップさんは「豊富な品種」ミカフェートさんは「圧倒的な高級感」と言った感じです。 |
| 高い品質 | コーヒーを専門に扱っている通販サイトですので、それぞれ品質が高い場合が多いです。量にもよりますが、事前にハンドピックを行ってくれている通販サイトもあります。 但し、コスト重視だと品質が低い場合もあるので、自分自身が何を求めて購入するかは購入する前に整理しましょう。 |
| 購入量の自由度 | 生豆専門のネット通販では、サイトによって購入量が多岐にわたります。 あまりに少量だと豆の料金より送料の方が高くなるため注意が必要ですが、必要な量を購入できます。 |
３．２ 生豆専門のネット通販のデメリットの紹介
一方で、生豆専門のネット通販には以下のようなデメリットも存在します。
| 生豆専門のネット通販のデメリット | |
|---|---|
| 価格が高くなる 場合がある | 購入量の自由度が高い反面、自宅で焙煎をする人は１度に必要な豆の量は、そこまで多くありません。 購入量が少ないと、送料の負担が大きくなって思ったより価格が高くなってしまう場合があります。 |
| 品種が限られる 場合がある | 販売サイトが仕入れている品種しかないため、購入できる品種が限られてしまう。 |
| 参考にできる 情報が少ない | 口コミやレビューなどの情報が大手ネット通販より少ないため、参考にできる情報が限られる。 |
３．３ 利用する際の注意点の提案
生豆専門のネット通販を利用する際には、以下の注意点に留意することを提案します。
＜１＞ 複数のサイトがあるので、自分が何を求めているのか（品質？コスト？量？）整理して購入サイトを決めましょう。
＜２＞ 初めて焙煎に挑戦する場合は、小ロットの生豆にして、継続して焙煎できると自信が付いてから購入量を増やしましょう。
４．結論！コーヒーの生豆の購入先
それでは、これまで紹介した大手ネット通販と生豆専門のネット通販のメリットとデメリット、それぞれの特徴を踏まえながら、どちらを優先して検討した方がよいか提案します。
４．１ これから焙煎してみようと思っている人
これから焙煎をしてみようと思っている人は、大手ネット通販がオススメです。
初めて焙煎する人にとって「自分好みの豆は何？」「焙煎を続けられる？」など、手探りな状態だと思います。
大手ネット通販なら色々な産地の生豆がセットになっている商品がお手頃の価格で手に入れれますし、レビューも参考にできます。
もちろん生豆専門のネット通販の中にはセット商品もありますが、送料無料（購入者側での負担なし）にするには、それなりの量の豆を購入しないといけない場合があります。
※送料に関する比較表一覧 → 6. 豆専門のネット通販の送料無料ライン
よって、初めて焙煎する人には大手ネット通販がオススメです。
オススメの産地別生豆のセット商品
以下リンクは、世界の人気産地から厳選した5種類の生豆をセットにしています。
上の霞屋珈琲の生豆はスタンダードコーヒーですが、もし高品質のコーヒーを試したいひとはプレミアムコーヒーがオススメです。
下の生豆倶楽部のセット商品はスタンダードより値段は高くなりますが、農園指定で厳選された生豆ですので、個人的にはコチラがオススメです。
４．２ 焙煎を追求したい人
既に自宅で焙煎をしている人、大量の豆を買っても使いきる自信がある人は生豆専門のネット通販がオススメです。
焙煎を追求した人は、大量の豆が必要になりますし、色々な産地のコーヒーを試したいものです。
やはり大手ネット通販と生豆専門のネット通販では、生豆の情報量、取り扱っている品種が違います。
既に自宅で焙煎している人にとっては当然かと思いますが、初めての焙煎ではない人は生豆専門のネット通販をオススメします。
自宅で焙煎することを前提に、主な生豆専門のネットサイトを一覧にしました。
それぞれ特徴があるので、自分に合ったサイトを探してくださいね。
| メーカ名 | 特 徴 |
|---|---|
| ワイルド珈琲 | 品質・価格・ラインナップの充実度、高いレベルでバランスがいいです |
| ミカフェート | 高品質なコーヒー豆を取り扱っています。品種は少なめです。 |
| 生豆本舗 | 豊富な品種、購入量も細かく調整できる点がいいです。 |
| ワールドビーンズ ショップ | とにかく品種が多いです。もし色々な品種を試したいなら一考の価値あり。 |
| コロネーション コーヒー | 無農薬やオーガニックのコーヒーを多く取り扱っています。 |
| 松屋珈琲 | コスパがとても良いです |
| MAKE BROWN （メイクブラウン） | ターゲットの客層が一般の人なので、手頃なサイズで販売されています。 |
| GREEN COFFEE STORE | 高品質なスペシャルティコーヒーのみ取り扱っているので高品質です。 |
（参考）生豆専門のネット通販の送料無料ライン
参考までに、8社の生豆専門のネット通販サイトで送料が無料となる（購入者の負担が無くなる）条件をサイト毎に比較しました。
情報は2023年6月末情報となりますので、詳細および最新情報は公式HPでチェックお願いします。
| メーカ名 | 送料無料になる 購入代金 | 参考価格 (最安値) | 購入単位 (参考) | 公式HP |
|---|---|---|---|---|
| ワイルド珈琲 | 9,000円以上 (ヤマト運輸) | 820円 ／ 500g (ブラジル) | 500g単位 | ワイルド珈琲の公式HP ⇒ |
| ミカフェート | 5,000円以上 | 2,700円 ／ 1kg (コロンビア) | 1kg、5kg、10kg | ミカフェートの公式HP ⇒ |
| 生豆本舗 | 5,000円以上 | 903円 ／ 500g (ブラジル) | 100gから10g単位 | 生豆本舗の公式HP ⇒ |
| ワールドビーンズ ショップ | 3,240円以上 (沖縄・離島は除く) | 909円 ／ 500g (ブラジル) | 200gから100g単位 | ワールドビーンズショップの公式HP ⇒ |
| コロネーション コーヒー | 生豆１㎏価格を ５以上(数量) | 1,312円 ／ 500g (ブラジル) | 500g、1kg、2kg、 5kg、10kg | コロネーションコーヒーの公式HP ⇒ |
| 松屋珈琲 | 送料は必要 | 1,242円 ／ 1kg (ブラジル) | 1kg、5kg、10kg | 松屋珈琲の公式HP ⇒ |
| MAKE BROWN （メイクブラウン） | 12kg以上の注文で 一部メーカ負担あり | 700円 ／ 350g (ニカラグア) | 350g、1.5kg、5kg | MAKE BROWNの公式HP ⇒ |
| GREEN COFFEE STORE | 送料は必要 | 1,750円 ／ 1kg (ブラジル) | 1kg、3kg、5kg | GREEN COFFEE STOREの公式HP ⇒ |
５．初めて買う生豆のオススメ トップ３！
これから焙煎を始めようと思っている人にオススメのセット商品を紹介します。
第１位 生豆倶楽部 コーヒー生豆 プレミアム 厳選セレクト5農園セット （200g×5袋）
プレミアムコーヒー5品種がセットになっている商品です。
セット商品の魅力は世界中の産地から厳選されたコーヒー豆がセットになっていることですが、この商品は更に農園も指定しています。
1袋200gなので鍋やフライパンで焙煎するのにもちょうどよく、値段的にもバランスがいいと感じます。
第２位 霞屋珈琲 KASUMIYA Coffee 【人気産地別９ヵ国セット900g (1袋×100g)】
第２位は霞屋珈琲さんの９ヵ国セットです。
1袋は100gで少し物足りない気もしますが、アフリカ、中南米、アジアそれぞれの豆があるので自分好みの豆を探すのにちょうどよいですね。
スタンダードの豆となりますが、量と値段のバランスも悪くありません。
第３位 大山珈琲【月間優良ショップ受賞】コーヒー生豆 お試しセット 100g×6袋 送料無料
第３位は大山珈琲（パン工房 ガウディ）さんのお試しセット 100g×6袋です。
値段が安く、送料も無料なのがいいですね。「ちょっと試そうかな？」と思っている人にオススメです。
６．まとめ
自宅で焙煎する醍醐味は、自分自身の好みに合わせた独自のコーヒー作り体験ができることです。
生豆を購入するサイトを大手ネット通販とするか専門のネット通販とするかは、焙煎との関わり方やライフスタイルによって違ってくるでしょう。
私としては、これから焙煎する人やたまにしか焙煎をしない人は大手ネット通販がいいと思います。逆に、焙煎を追求したい・頻繁に焙煎するので大量の生豆が必要な人は生豆専門のネット通販がいいと思います。
ただし、どちらの方法を選ぶにせよ、コーヒーを深く楽しむためには品質の高い豆を選ぶことが重要です。自分の好みに合った豆を見つけるためも色々な豆にチャレンジして焙煎を楽しんでください。
それでは、美味しいコーヒーと共に、素晴らしいコーヒー豆探しの旅をお楽しみください！
最後までお読みいただきありがとうございました。
※本ブログの香りや味わい、ランキング付けは、あくまで個人的な感想となります。
※商品を紹介するためにリンクを貼っていますが、ご購入はご自身の判断でご利用ください。
※商品購入によるトラブル等には責任を負いかねますので、ご了承ください。
※参考価格は2023年6月時点でAmazonで購入した場合の価格を参考にしています。
コメント