【コーヒー関連知識】コーヒーは体に悪い?最近の研究や通説を調査!

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珈琲

こんにちはヒロです。

コーヒーは体に悪いと聞いたことがありますが、本当でしょうか?

最近の研究結果や通説を調査しましたので記事にします。

この記事はこんな人にオススメ
  • コーヒーは本当に体に悪いのか知りたい人

1.はじめに

コーヒーは、世界中で愛されている飲み物の1つですが、コーヒーを1日に何杯も飲むことは、健康に悪いと言われています。

例えば、睡眠障害や不安感、心臓病です。

しかし、過去に言われていたことには、科学的な根拠が不明なものもあり、最近の研究ではコーヒーが健康に良いとされることもあります。

本記事では、過去に言われていたコーヒーが健康に悪いとされた理由を研究論文などから調査しています。

 

2.コーヒーが健康に悪いとされた理由

それでは、コーヒーが健康に悪いと言われる主な理由と調査結果について説明します。

理由1 カフェインが体に悪い

理由の1つ目は、コーヒーに含まれるカフェインによる影響です。
カフェインは、神経を刺激する作用があるため、不眠や不安などの症状を引き起こすと考えられていました。

調査結果  過剰摂取は健康に悪い

調査した結果、確かにカフェインは不眠症や神経過敏症の原因となる可能性があります
特に、妊婦さんは流産や胎児の発育の阻害になるといったリスクがあるので注意が必要です。

しかし、カフェインはコーヒー以外の食品にも含まれており、厚生労働省により食品添加物として使用することが従来から認められてもいますので、カフェイン自体が悪い成分ではありません。

重要なのは、過剰に摂取しないこと。

適量を摂取することで、覚醒作用や集中力向上などの効果が期待できます。

以下の記事は、カフェインのメリットとデメリットをまとめたものです。
是非参考にしてください。

 

理由2 胃炎や胃潰瘍を引き起こすリスク

コーヒーは酸性であることから、胃に刺激を与えるため胃炎や胃潰瘍を引き起こす可能性があるとされていました。

調査結果  飲むタイミング、体調によってはリスクあり

調査した結果、以下2点により胃炎や胃潰瘍を引き起こすリスクがあるのは間違いなさそうです。

  • クロロゲン酸は胃酸の分泌を促す効果もあるため、胃壁を刺激​する場合がある。
  • カフェインが脳の神経を刺激し​胃酸の分泌を盛んにすることで、胃もたれが起きる場合がある。

但し、誰もが該当するわけではなく空腹時や​胃炎等の持病を抱えている人に注意が必要な内容のようです。

飲まない、体質的に胃が弱いなど、自身の体調ともよく相談しながら飲むようにしましょう。

 

理由3 骨粗鬆症を引き起こすリスク

コーヒーに含まれるカフェインが、カルシウムの吸収を妨げるため、骨粗鬆症を引き起こす可能性があるとされていました。

調査結果  コーヒーが骨粗鬆症のリスクになるとは断言できない

調査した結果、カフェインの摂取によってカルシウムの吸収効率が減少することがヒトにおける対照試験から分かっているようです。

しかし、カフェインと骨密度の経時変化に関係あると報告されているもの、逆に関係なしと報告されているものがあるため、科学的な根拠は不明です。
骨粗鬆症の原因は様々ですし、個人的にはコーヒーが骨粗鬆症のリスクになるとは、断言出来ないと思っています。

個人的には、カフェインがカルシウムの吸収効率を減少させるため(カルシウムの排出量を増やすため)、カルシウム不足の人は、カルシウムとビタミンDを摂取し、コーヒーの摂取量を1日3杯以下に抑えることをおすすめします。

 

理由4 心臓病のリスクを高める

コーヒーを飲むと心臓病のリスクが高まると聞いたことがあるので調査しました。

調査結果  適量なら​心臓病のリスクが減少する

調査した結果、最近の研究では以下の表のようにコーヒーを適量摂取すれば心臓病のリスクは減少するという報告がされています
これは、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」に、心筋梗塞や心筋炎を抑える機能があるためと考えられているようです

引用元:国立研究開発法人 国立がん研究センター「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について」図2

以上より、コーヒーの摂取が心臓病のリスクを高めると考える必要はないと思います。
しかしながら、これらの研究は、年齢や体質など様々な対象を調査しているため、全ての研究結果が自分自身に当てはまるとは限りません。もし、コーヒーを飲むことで体調が悪化する場合は、医師に相談するなど、自分自身で判断が必要です。

 

理由5 高血圧のリスクを高める

コーヒーには、カフェインを摂取すると一時的に血圧が上昇するため、​高血圧のリスクが上がるのではないかと考えられてきました。

調査結果  基本的にはコーヒーは血圧を下げる

調査した結果、コーヒーは血圧を下げるのに役立つ飲み物のようです。

理由は「ポリフェノール」を多く含んでいるから
ポリフェノールは血管の老化を防ぎ、血液を流れやすくする効果があるため、血圧を下げることも期待できます

では何故、血圧を上げると言われていたのでしょうか?

それは、カフェインを摂取すると血圧が一時的に上がることは間違いないからです。
但し、コーヒーを飲むのが習慣の人は、カフェインへの耐性ができるため血圧の変化は小さく、また血圧が上がると言っても、歩く・食べると同じ程度しか上がりません。

以上より、コーヒーによって高血圧になることは、過剰な反応だと考えられます。
但し、コーヒーを飲む場合は、糖分やカフェインの過剰摂取を避けるため、ブラックコーヒーにする、1日3杯以下にする、一度に大量に飲まないなどの工夫が必要です。

 

理由6 コーヒーを飲むと不整脈が起きやすくなる

コーヒーを飲むと不整脈が起きやすくなるかどうか調査しました。
私自身も不整脈持ちなので、特に気になる理由です。

調査結果  最近の研究では、不整脈の発生を低くするという結果も

調査した結果、理論的にはカフェインは刺激物であるため、心拍数の異常な上昇を引き起こす可能性があることから、心拍数が異常に高い人や動悸がする人はカフェインが入っているコーヒーの摂取を控えるように言われていたようです。(今も一部では言われているようです)

参考動画によると、これは不整脈のガイドラインに不整脈患者はカフェイン摂取は是正すべきとの記載があることが、このように言われる1つの要因であると言及されています。しかし、このガイドラインは1980年代ぐらいの調査を基にした内容であるようです…

最近の研究では、これまで一般的に言われていた内容とは違い、定期的にコーヒーを飲んでいる人の方が、そうでない人よりも、心拍数の上昇がみられる事例がわずかに少なかったことが分かったようです。研究にもよりますが、参考動画の研究ではコーヒー1杯につき、不整脈発生は3%低下という結果でした。

要因としては、コーヒーの抗酸化作用や抗炎症用、カフェインの迷走神経興奮の是正などが考えられるようです。まだ研究段階のようですが、カフェインが不整脈の発生を抑制する可能性もあるという内容は個人的にも驚きました。

但し、コーヒーの摂取が不整脈の予防につながる可能性が実証されたわけではないようです。ただ、だからと言って不整脈の発生を心配して闇雲にコーヒーを飲まないようにする必要はないと個人的には思いました。

(参考動画)ジャーナルクラブオンライン(心臓血管病の最新論文を紹介するチャンネル)

 

理由7 脱水症状を引き起こす可能性

コーヒーには利尿作用があるため脱水症状を引き起こす可能性があると聞いたので調査しました。

調査結果  コーヒーの98%以上は水分であり、脱水症状を引き起こす可能性は低い

調査した結果、コーヒーの98%以上は水分ですので、コーヒーに利尿作用があるからと言って脱水症状を引き起こす可能性は低いでしょう。科学的根拠は不明です

もちろん、コーヒー以外からも水分摂取はした方がよいと思いますが、利尿作用があるからといって、コーヒーを避けなければいけない、ということは無いでしょう。

 

3.コーヒーの適量と注意点

これまで、コーヒーが健康が悪いと言われる理由とそれに対する調査結果を説明しました。

結論から言えば、カフェインの過剰摂取をしない、飲む時間を考える、自分の体調が悪いときは控えるなどを守れば、基本的にコーヒーは健康に良いもののようです。

そこで、コーヒーの適量については個人差もありますが、成人の場合は一日に飲んでよいコーヒーの量は、400mg以下と言われています。これは、一般的なカップサイズであれば、1日4杯までということになります。

また、妊婦さんや授乳中の方、子供たちには、摂取量について特に注意が必要です。
妊娠中の方は、胎児に影響を与える可能性があるため、カフェインを含む飲み物は控えめにするようにしましょう。授乳中の方も同様に、カフェインが乳児に影響を与える可能性があるため、摂取量には注意が必要です。また、子供たちには、カフェインが神経系に影響を与えることがあるため、摂取には気を付けましょう。

以下の記事には、摂取量の目安なども記載しています。
是非参考にしてください。

 

4.それでもカフェインが気になる人

カフェインを摂取することに抵抗がある人はカフェインレスコーヒー、デカフェコーヒーがオススメです。

カフェインレスコーヒーのランキングも記事にしていますので、是非参考にしてください。

5.まとめ

ここまで、コーヒーが健康に本当に悪いのか?について説明しました。

その結果、コーヒーは適切な量であれば、基本的には様々な健康効果があることが分かりました。
但し、カフェインの摂り過ぎには注意が必要です。また、何事にも個人差がありますので、今回のブログ記事が全て自分に当てはまるとは限りませんので、1つの研究データを鵜吞みにすることは注意してください。

今回ご紹介したことを参考に、楽しいコーヒーライフを過ごしましょう。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

 

***参考文献・サイト***

参考文献
・ネスレなぜなに?「コーヒーと健康」専門家インタビュー記事シリーズ <第13回>.
https://www.nestle.co.jp/sites/g/files/pydnoa331/files/asset-library/documents/stories/individuals-families/interview13.pdf
・コーヒー焙煎の化学と技術.中林敏郎他. 弘学出版.1995年. (成分)

参考サイト
・国立研究開発法人 国立がん研究センター.コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について「https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html
・全日本コーヒー協会.大事な心臓にもコーヒーが有効?(2016.12.15)「https://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/health/87health/
・高血圧イーメディカル.医師監修|血圧を下げるのに役立つ飲み物一覧|降圧に必要な栄養素とは(2022.10.13)
https://e-medicaljapan.co.jp/blog/blood-pressure-reduce-drinks-reduce-salt#1-3
・MSDマニュアル家庭版. (2021, August 25). コメンタリー:不整脈がある人はコーヒーを控えるべきか?「https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/news/editorial/2021/08/25/19/29/abnormal-heart-rhythm-and-coffee

参考動画
ジャーナルクラブオンライン(心臓血管病の最新論文を紹介するチャンネル).2021年8月2日. 【コーヒーと心臓】飲むと不整脈が減ります。.YouTube.

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