(焙煎解説)インド産のコーヒー豆を中深煎りに自家焙煎~インドのコーヒーは美味しいのか?~

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自家焙煎

インド モンスーン マラバールの生豆を家で焙煎して抽出したので、その結果をご紹介します。
モンスーン処理をした豆を初めて飲みましたが、かなり独特で驚きました。
今回は試しに、20分以上の長時間焙煎もしてみました。

この記事はこんな人にオススメ
  • インドのコーヒーに興味がある
  • インドのコーヒーについて、ざっくり知りたい
  • インドのコーヒーを購入しようか考え中
  • コーヒーの生豆をどこで購入したらよいか分からない

<インドのコーヒー、モンスーン マラバールについて>

インドで生産されているコーヒーは、大多数がロブスタ種となります。
低地であることや気候など、多くの点でロブスタ種がインドに適しているためです。
(とはいえ、アラビカ種も生産しています。今回焙煎した豆はアラビカ種です)

また、「モンスーン・マラバール」のように、モンスーン処理という独特のプロセスがあります。
ナチュラルアラビカをモンスーンの時期に湿度の高い状況の中に晒す精選方法です。
これにより、豆が膨らんで色が緑から黄色に変わり、味が変化するようです。

「AA」はサイズを基にした格付けシステムで、AAA(最も大きいもの) > AA > A > PB(ピーベリー) となります。

  • インドのコーヒー、モンスーン マラバール
    • 生産量としてはロブスタ種が多い
    • モンスーン処理という精法があり、独特の味わが楽しめる(好みが分かれる)

 

1.生豆・生産地について

コーヒー生豆は「インド モンスーン マラバールAA」です。

  • 等級   :AA
  • スクリーン:-
  • 生産者・地:インド 南西 マラバール
  • 標高   :-
  • 品種   :S795
  • 収穫時期 :1月〜4月、乾燥時期:6月〜8月
  • 精製   :ナチュラル (モンスーン処理)
  • 味の傾向 :独特な熟成香と、少し苦味を伴ったまろやかな深い味わい
一般的な特徴

インドのコーヒーは、濃厚でクリーミー、そして酸味が弱い傾向にあるが、特別に複雑なフレーバーはない。

コーヒー生豆(焙煎していない豆)の購入先

インド モンスーン マラバールのコーヒー生豆は生豆販売サイト以外に楽天などのオンラインショップで簡単に購入することができます
購入先を決めるときは、価格、数量、送料、(購入の)便利さなどの検討が必要です。
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(参考情報)インドについて

インド共和国(Republic of India)の一般情報です。
外務省のサイトにある情報を引用しています。

  1. 面積  328万7,469平方キロメートル
       (インド政府資料:パキスタン、中国との係争地を含む)(2011年国勢調査)
  2. 人口  14億756万人(2021年世銀資料)
  3. 首都  ニューデリー
  4. 民族  インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族等
  5. 言語  連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21言語
  6. 宗教  ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.7%、
        仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%

コーヒー生産量(1袋当たり60kg:2016年)は533万3000袋です。

 

2.焙煎方法

焙煎は片手鍋で行っています。

焙煎方法は次の記事で説明しております。文字だと分かりにくいので実際に焙煎した動画もあります。
是非ご覧ください。

(焙煎解説)家にある鍋でコーヒー豆を焙煎する方法
コーヒー豆の焙煎は実は誰でも簡単にできます。家にある家庭調理器の鍋を使った焙煎方法を紹介しています。動画もありますので是非ご覧ください。

 

3.焙煎結果

焙煎した結果は次のとおりです。
今回は3種類の焙煎を行っています。(2023年1月15日焙煎)

焙煎メモ
  • 生豆・・・・・・インド モンスーン マラバールAA
  • ショップ・・・・石窯パン&珈琲専門店ガウディ
  • 焙煎結果1・・・深煎り
  • 焙煎結果2・・・中深煎り
  • 焙煎結果3・・・中深煎り (長時間焙煎)

3.1 焙煎結果表、焙煎曲線

生豆が大きいためか、ハゼる音が大きかったです。
焙煎中の香りはモンスーン処理をした豆の特徴なのか分かりませんが独特です。

焙煎時間によって味が変化するのか試してみました。
余った豆でしたので少量です。
豆の表面温度は上がっていましたが、ハゼる音は聞こえませんでした。
 

      項 目        焙煎結果1    焙煎結果2    焙煎結果3  
(長時間焙煎)
焙煎度合い深煎り中深煎り中深煎り
気 温22℃22℃22℃
湿 度48%48%48%
投入量150.5g150.7g72.6g
投入前の豆の保存方法常温常温常温
投入温度(鍋温度)180℃180℃180℃
1ハゼ開始8分28秒8分29秒聞こえず
2ハゼ開始12分30秒12分30秒聞こえず
煎り止め(取り出し)14分15秒12分37秒26分13秒
焙煎指数1.21.181.18
(焙煎結果表)
(焙煎曲線 焙煎結果1)
(焙煎曲線 焙煎結果2)
(焙煎曲線 焙煎結果3)
(焙煎結果1 深煎り、フレンチ)
(焙煎結果2 中深煎り、シティ)
(焙煎結果3(長時間焙煎) 中深煎り、シティ)

焙煎結果2と3を比較すると、気持ち焙煎結果3の方が色が濃い感じです。

3.2 生豆写真(参考)

生豆はこんな感じです。
大粒で、色もツヤがあります。

(生豆 インド モンスーン マラバールAA)

4.抽出結果

フレンチプレスで抽出した結果です。

    焙 煎 豆    結果1 深煎り結果2 中深煎り結果3 中深煎り
(長時間焙煎)
焙煎後経過日数   焙煎当日      焙煎当日      1日経過   
温度(抽出開始)沸騰直後沸騰直後沸騰直後
抽出時間(蒸らし含む)4分00秒4分00秒4分00秒
豆 量10.3g10.3g10.2g
水 量(抽出後) 150.3g  150.0g  150.2g 
焙煎指数1.271.1751.175
Brix1.221.111.00
TDS0.970.880.79
収率14.1512.8211.63

どの豆も、酸味は感じられず、その代わりに独特の味わいがあります。
表現が難しいのですが、香辛料・スパイシー的な感じかなと思います。
苦味とコクはありますが、この独特の味わいに全てを持っていかれる感じです。

今回の長時間焙煎は、香りの抜けが早かったかなと思います。

 

Brix、TDSの測定はPAL-COFFEE(BX/TDS)「atago製」で行っています。
コーヒーの苦味と酸味を数値化できるので、オススメです。

実際に動画で使い方を見てみたい方は、こちらの動画をご覧ください。↓↓↓

文章で読みたい人向けには、以下のブログ記事をご覧ください。

5.まとめ

インド モンスーン マラバールAAのコーヒー豆を焙煎しました。

大粒の豆で、味もかなり大胆な印象です。
かなり独特な味なので好き嫌いが分かれそうです。
(酸味はほぼありません)

因みに、僕はダメなタイプでした。
それでも深煎りにした方が飲みやすいかなと思いましたので、もし試しに飲んでみる人は深煎りの豆から購入してはと思います。
但し、苦味がかなり強くなるので苦味が苦手な人はオススメできません・・・

非常に難しい、人を選ぶ豆だと思いました。

 

お読みいただき、ありがとうございました!
※香りや味わいは、あくまで個人的な感想となります。

 

商品のご紹介

インド モンスーン マラバールのコーヒー生豆はAmazonや楽天などのオンラインショップでも購入することができます
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自分で焙煎することにハードルを感じる人は、焙煎豆を購入を検討してみてください。
オンラインショップでも、焙煎度合いを指定できる商品もあるので自分の好みの焙煎度合いを探せます。受注後焙煎だと新鮮なコーヒーを飲むことができますよ。

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参考文献:ジェームズ・ホフマン「ビジュアル スペシャルティコーヒー大事典」日経ナショナル ジオクラフィック社、2015年8月24日第1版1刷

参考サイト:インド共和国 外務省「https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/index.html」、令和5年1月12日

※本ブログの香りや味わいなどは、あくまで個人的な感想となります。
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