(焙煎解説)ニカラグア産のコーヒー豆を中深煎りに自家焙煎~柑橘系の酸味~

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自家焙煎

ニカラグア サンタ・アナ農園の生豆を家で焙煎したので、その結果をご紹介します。
(2022年10月10日焙煎)

この記事はこんな人にオススメ
  • ニカラグアのコーヒーに興味がある・飲んでみたい
  • ニカラグアのコーヒーを、ざっくり知りたい
  • ニカラグア サンタ・アナ農園のコーヒーを購入しようか考え中
  • コーヒーの生豆をどこで購入したらよいか分からない

<ニカラグアのコーヒーについて>

ニカラグア産のコーヒーは1790年にカトリックの宣教者により持ち込まれ、当初は珍しさから栽培されていたようです。

国土と人口密度の関係は優れたコーヒーを生み出せるポテンシャルを秘めていますが、ハリケーンの被害や政治的・財政的な混乱によりコーヒー産業は苦難に時代がしばらく続いていました。

現在は回復の兆しを見せているようで、特定の農園または生産者団体や農業協同組合まで生産履歴を遡ることができ、トレーサビリティも非常に高いです。(今回焙煎した豆も農園まで分かっています)

 

<サンタ・アナ農園について>

「サンタ・アナ農園」はヒノテガ地区に位置する、歴史ある農園です。

『ヒノテガ』という名は「ヒノテンカトル」というナワトル語で、
意味は「老人の町」「ガンボリンボの木の近く」など諸説あります。

この地域は古くからコーヒーの生産を行っており、現在も主要生産地域となります。
100%手摘みの高品質なコーヒー豆です。

  • サンタ・アナ農園
    • 90年以上の歴史を持つ伝統ある農園
    • サスティナブル認証も取得
    • 優しくしっとり華やかな、繊細なコーヒー

 

1.ニカラグア サンタ・アナ農園の生豆・生産地について

コーヒー生豆は「ニカラグア サンタ・アナ農園」です。等級、品種等は以下となります。

  • 等級  :SHG
  • 生産者 :サンタ・アナ農園
  • 標高  :約1200m
  • 品種  :カトゥーラ、ビジャサルチ他
         (S-795、USDA762、Kartika、B1、Kobra)
  • 収穫時期:10月~2月
  • 精製  :フルウォッシュド
  • 味の傾向:優しくしっとり華やかな、繊細なコーヒー
ニカラグアコーヒーの一般的な特徴

ニカラグアのコーヒーは抑制の効いた柑橘系の酸味、しっかりとした甘さ、花の風味が特徴です

ニカラグアコーヒーのフレーバー

ニカラグアのコーヒーのフレーバーは幅がありますが、マタガルバ県のコーヒーは抑制の効いた柑橘系の酸味、クリーミーなコク、花の風味、しっかりした甘みが特徴です

 

コーヒー生豆(焙煎していない豆)はどこで買えるのか?

ニカラグア サンタアナ農園のコーヒー生豆は生豆販売サイト以外にAmazonや楽天などのオンラインショップで簡単に購入することができます
購入先を決めるときは、価格、数量、送料、(購入の)便利さなどの検討が必要です。
興味がある方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてくださいね。

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<ニカラグア共和国について>

ニカラグア共和国(Republic of Nicaragua)は中南米にある国です。
以下1.~6.は外務省のサイトにある一般情報となります。

  1. 面積  130,370平方キロメートル(北海道と九州を合わせた広さ)
  2. 人口  662万人(2020年 世界銀行)
  3. 首都  マナグア
  4. 民族  混血70%、ヨーロッパ系17%、アフリカ系9%、先住民4%
  5. 言語  スペイン語
  6. 宗教  憲法上宗教の自由を保障。カトリック、プロテスタント等

コーヒーは生産量(1袋当たり60kg:2013年)は150万袋で、主要産業の一つです。

 

2.焙煎方法

焙煎は片手鍋で行っています。

焙煎方法は次の記事で説明しております。文字だと分かりにくいので実際に焙煎した動画もあります。
是非ご覧ください。

 

3.焙煎結果(浅~中煎り、中深煎り、深煎り)

焙煎した結果は次のとおりです。
今回は3種類の焙煎を行っています。

焙煎メモ
  • 生豆・・・・・・ニカラグア サンタ・アナ農園
  • ショップ・・・・ワールドビーンズショップ
  • 焙煎結果1・・・浅~中煎り
  • 焙煎結果2・・・中深煎り
  • 焙煎結果3・・・深煎り

3.1 焙煎結果表、焙煎曲線

結果1(浅~中煎り)は、1ハゼ近くから、ゆっくり焙煎したつもりでしたがムラが大きくなりました。

結果2(中深煎り)は、2ハゼ直後に止めるつもりが音に気付かず予定より時間が長くなってしまいました。やはり色味から焙煎度合いを決めることが大事ですね

結果3(深煎り)は、1ハゼ終りから焙煎の進みを遅くしようとして、逆に温度を下げてしまいました。温度が下がってしまったので火力を上げると、終盤の焙煎調整が難しかったです。

      項 目        焙煎結果1    焙煎結果2    焙煎結果3  
焙煎具合浅~中煎り中深煎り深煎り
気 温25℃25℃25℃
湿 度45%45%45%
投入量151.7g150.6g154.9g
投入前の豆の保存方法常温常温常温
投入温度(鍋温度)180℃180℃180℃
1ハゼ開始9分40秒9分20秒8分22秒
2ハゼ開始12分48秒11分11秒
煎り止め(取り出し)11分22秒13分20秒13分40秒
焙煎指数1.151.191.24
(焙煎結果表)
(焙煎曲線 焙煎結果1)
(焙煎曲線 焙煎結果2)
(焙煎曲線 焙煎結果3)
(焙煎後1 浅~中煎り、シナモン・ミディアム)
(焙煎後2 中深煎り、シティ)
(焙煎後 深煎り、イタリアン)

3.2 生豆写真(参考)

生豆はこんな感じです。

(生豆)

 

4.抽出結果

ペーパードリップで抽出した結果です。
※ドリッパー:台形、1つ穴タイプ

    焙 煎 豆    結果1 浅~中煎り結果2 中深煎り結果3 深煎り
焙煎後経過日数   4日経過      3日経過      5日経過   
温度(抽出開始)88℃88℃84℃
蒸らし時間40秒40秒40秒
抽出時間(蒸らし含む)3分41秒2分52秒3分48秒
豆 量48.2g47.9g48.2g
水 量(抽出後) 467.8g  475.0g  487.2g 
Brix1.781.782.09
TDS1.421.411.66
収率13.7813.9816.78

浅~中煎りは、酸味がしっかり感じられます。当然、酸味が苦手な人はダメだと思います。

中深煎りは、苦味控えめでスッキリとした酸味です。フルーツ感もほのかに感じられます。

深煎りは、中深煎りとは逆にスッキリとした苦味の中に若干の酸味が隠れているという感じです。
熟したフルーツのような感じで、少し重たいかもしれません。

 

Brix、TDSの測定

Brix、TDSの測定はPAL-COFFEE(BX/TDS)「atago製」で行っています。
コーヒーの苦味と酸味を数値化できるので、オススメです。

以下の記事で使い方を紹介しています。動画もありますので気になる人は是非ご覧ください。

 

5.まとめ

ニカラグア サンタ・アナ農園のコーヒー生豆を焙煎をしてみました。

私のオススメは中深煎りです。

フルーツ感のある酸味と若干の苦味、後味も比較的スッキリなので酸味が苦手な人も大丈夫かもしれません
深煎りは熟した果実感があって少し重たい感じがしたので、やはり中深煎りがいいかなと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

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自分で焙煎することにハードルを感じる人は、焙煎した豆の購入を検討してみてください。
受注後に焙煎する商品だと新鮮なコーヒーを飲むことができますよ。

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・参考文献:ジェームズ・ホフマン「ビジュアル スペシャルティコーヒー大事典」日経ナショナル ジオクラフィック社、2015年8月24日第1版1刷
参考文献:丸山 健太郎「COFFEE BOOK: コーヒーの基礎知識・バリスタテクニック・100のレシピ」誠文堂新光社、2015年9月8日発行
参考サイト:ニカラグア共和国 外務省「https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nicaragua/index.html」、令和4年9月15日

※本ブログの香りや味わいなどは、あくまで個人的な感想となります。
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