こんにちは、ヒロです。
コーヒー豆の焙煎は専用の焙煎機が無くても、家にある家庭調理器で簡単にできます。
苦いコーヒーが好き、酸味があるコーヒーが好き、人の味覚は様々です。
今回、家にある「鍋」を使ってコーヒー豆を焙煎する方法の紹介しますので、是非ご覧ください。
- 自分好みのコーヒーを作りたい
- 専用の焙煎器具がなくてもコーヒー豆の焙煎をしてみたい
1.そもそも焙煎とは
まずは焙煎とは何かを簡単に説明します。
焙煎「ロースト」とは、コーヒーの生豆に「熱」と「圧力」を加えていくことです。
焙煎前のコーヒー豆は生豆といい、見た目は白く薄緑で硬く、このままでは飲むことはできません。
そこで「熱」や「圧力」を加えて焙煎を行うことで、生豆に化学変化がおき、コーヒー豆独自の苦みや酸味が引き出されます。
焙煎時間や熱のかけ方の違いにより、浅煎り・中煎り・深煎りといったふうに焙煎度合いに違いが生じ、コーヒーの風味が大きく変化します。
家で焙煎をする場合、「圧力」を加える工程は難しいので、「熱」をかけて生豆を煎る加熱作業になります。
2.焙煎に使う道具
焙煎に使う道具を紹介していきます。
2.1 必須レベルの道具
まずは、これは無いと困るという道具を紹介します。
① コーヒーの生豆
コーヒーの生豆は、コーヒーショップでも売っている場合もありますが稀です。ですので、オンラインショップで購入するのがオススメです。
松屋珈琲、生豆本舗などコーヒーのオンラインショップだけでなく、実はAmazonや楽天市場でも購入できます。ご自身が買いやすい方法で入手しましょう。
とは言え、生豆をどこで買うかを決めても種類が多いので、何を選べばよいか悩んでしまうと思います。
そこでオススメするのが色々な産地の生豆がセットになったセット商品です。
特に「生豆倶楽部 コーヒー生豆 プレミアム 厳選セレクト5農園セット」は、世界中の5つの有名なコーヒー農園から選ばれた高品質な生豆を楽しめるお得な商品です。
まずはどの豆にしようと悩んでいる人は、以下の商品リンクから詳細をご確認ください。
プレミアムは少し高いな…という人は、スタンダードの豆を扱っている商品もあります。
② 鍋
フライパンでも出来ますが、チャフの片付けが大変です。
ですので、私がオススメするのは片手鍋(蓋付き)。家にあるものでもOKですし、100均でもOK!
③ フルイ
焙煎した豆を冷ますときに使います。
焙煎直後の豆は高温なので、早く冷まさないと焙煎が進んでしまいます。
④ 軍手
安全上、軍手を使って焙煎しましょう。
⑤ うちわ
③のフルイと同じく焙煎した豆を冷ますのに使います。
ドライヤーだと風が強くてチャフがとても舞うので、うちわをオススメします
②~⑤は、家にあるものを使ってもいいですし、100均でも買っても構いません。
新品を使いたい人、わざわざ外に買いに行くのが面倒くさいという人のために、商品リンクを参考までに記載しておきます。
2.2 あると便利な道具
絶対に必要というわけではありませんが、あると便利な道具を2つ紹介します。
① 温度計(非接触)
非接触なので誤差はありますが、鍋やコーヒー豆の温度を確認するときにあると便利です。
② コーヒークーラー
蓋付きの鍋やフルイを使ってもチャフの片付けは大変です。
コーヒークーラーを使えば、フルイとうちわの代用になるだけでなく、シンクで使えばチャフの片付けも一気に楽になります。
気になる方は、以下の記事と動画を是非ご覧ください。
3.焙煎手順
それでは、焙煎手順について説明します。基本的な流れは以下のとおりです。
- コーヒー生豆の準備
- ハンドピック
- 片手鍋の暖気
- 豆投入
- 1ハゼ~1ハゼ終わり
- 1ハゼ終わり~2ハゼ
- 取り出し
手順1 焙煎する豆の量を決めよう
鍋を使って焙煎するときの豆量は、150g~200gがオススメです。
もちろん火力にもよりますが、少なすぎると焙煎ムラが目立つ場合がありますし、多過ぎると焙煎に時間がかかり香りの成分が抜けやすくなる気がします。
ただし、これはあくまで私の場合です。どれぐらいの量がいいかは実際に試してみるのが一番です。
手順2 ハンドピックをしよう
焙煎する豆の量を決めたらハンドピックをしましょう。
ハンドピックとは、欠点豆(割れている・虫食い・カビなど)を取り除くことです。
欠点豆があると嫌な味を出す原因になる場合があります。
手順3 暖気をしよう
実際の焙煎機でも行う作業ですが、豆を鍋に入れる前に鍋を暖めましょう。
私は鍋の表面が180℃ぐらいになるまで暖めます。
手順4 生豆を投入
鍋が暖まったら生豆を入れます。
火力は中火より少し弱いぐらいにして、鍋を一定の間隔で振ります。
3~4秒 コンロに置く(加熱) → 3~5回 鍋を水平に振る(豆が鍋の側面に当たるように)
この加熱と鍋を振る作業を繰り返し行います。
手順4 1ハゼが始まったら?
焙煎を始めてから、まずは豆の水分が出ていきます。(蓋に水滴がつきます)
その後、水蒸気が出てくると、1ハゼが近くなった合図です。
私は6~10分の間に1ハゼがくるように、火力や鍋の振り回数を調整しています。
1ハゼが始まると「パチッ」と音がなります。水分が飛ぶ音です。
1ハゼが始まったら、鍋を振ったあとに蓋を一瞬開けて温度の上昇を少し抑えます。
(火を弱くするのもOK)
音が聞こえなくなると1ハゼの終わりです。
浅煎り~中煎りに仕上げたい場合(2ハゼまでに取り出そう)
浅煎りにしたい場合は、1ハゼが始まって1分半ぐらい経ったら、豆の色を見ながらタイミングを見計らって鍋から豆を取り出しましょう。
中煎りにしたい場合は、2ハゼまでに取り出しましょう。
取り出した豆は、まだ高温ですので素早く冷ましましょう。
手順5 1ハゼ終了から2ハゼまで
1ハゼが終わったら、蓋を開ける作業は止めます。
ここまで来ると豆の温度がかなり高くなっているので、コンロの置く時間は「より短く」と鍋を振る回数は「より多く」すると、焙煎ムラが抑えられます。
「チリ」と音が鳴り始めると、2ハゼが始まった合図です。
1ハゼは水分が飛ぶ音に対し2ハゼは油分が飛ぶ音です。聞いてみると違いは分かると思います。
中深煎り~深煎りに仕上げたい場合(2ハゼ以降取り出そう)
中深煎り~深煎りにしたい場合は、2ハゼ以降に、豆の色を見ながらタイミングを見計らって鍋から豆を取り出しましょう。
手順6 取り出し
自分が焙煎したいコーヒー豆の色になる少し手前ぐらいで、鍋から豆を取り出します。(煎り止め)
フルイの上の豆を、うちわで冷ましながらチャフも落とします。
早く冷まさないと、焙煎がドンドン進んでしまうので、ここは素早く行いましょう。
(シンクの上すると、多少は後片付けが楽になります)
下の写真は2ハゼが始まってから取り出した状態です。お疲れ様でした。
4.焙煎動画
実際にコロンビアの生豆を片手鍋を使って焙煎した動画もありますので、是非ご覧ください。
5.まとめ
家にある鍋でコーヒー豆を焙煎する方法を紹介しました。
同じように焙煎したつもりでも毎回同じ仕上がりにならないので、色々試して自分好みのコーヒー豆を作ってみてください。
色々な焙煎度合いのコーヒー豆を用意することで、自分だけのオリジナルブレンドも作ることができますよ。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
※本ブログの香りや味わいなどは、あくまで個人的な感想となります。
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