(焙煎解説)ブラジル産のコーヒー豆を自家焙煎~リーズナブルで美味しいコーヒー~

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ブラジル

ブラジル サントスNo.2 17/18 のコーヒー生豆を焙煎したので結果を紹介します。
ブラジルの豆の中でも安価で手に入れやすい豆となります

この記事はこんな人にオススメ
  • ブラジル No.2 17/18 を家で焙煎してみたい
  • ブラジル No.2 17/18 のコーヒーを購入しようか考え中
  • コーヒーの生豆をどこで買えばわからない人

 

<ブラジルのコーヒーについて>

ブラジルのコーヒー豆はブレンドのベースにされるなど、150年以上にわたり世界最大のコーヒー生産地です。

ブラジルコーヒーの始まりは、1727年頃ポルトガルの植民地時代でフランス領ギアナから伝わったと言われています。
今では、さまざまな品種のコーヒーが生産されており、その多くは自国で開発された品種か突然変異で生まれたもののようです。

品種としては、アラビカ種はサントス州周辺地域での生産が多く、ロブスタ種はロンドニアなどの地域で生産されているようです。(「コニロン」と呼ばれるものは通常はロブスタ種です)

バランスのよいコーヒーが多い中、特に美味しいと言われるものは酸味が少なめでコクや甘味が強い傾向にあります。

  

  • ブラジルのコーヒー
    • 酸味・苦味ともにバランスが良く、ソフトでクセがない(No.2 17/18)
    • ナッツやチョコのような香ばしいフレーバー
    • 日本人には馴染みがある風味

 

(参考情報)ブラジル連邦共和国について

ブラジル連邦共和国(Federative Republic of Brazil)は中南米にある国です。
以下1.~6.は外務省のサイトにある一般情報となります。

  1. 面積  851.2万平方キロメートル(日本の22.5倍)
  2. 人口  約2億947万人(2018年、世銀)
  3. 首都  ブラジリア
  4. 民族  欧州系(約48%)、アフリカ系(約8%)、東洋系(約1.1%)、混血(約43%)、先住民(約0.4%)
  5. 言語  ポルトガル語
  6. 宗教  カトリック約65%、プロテスタント約22%、無宗教8%
  7. ※4.6.はブラジル地理統計院、2010年のデータ

コーヒーは生産量(1袋当たり60kg:2016年)は5500万袋で、主要産業(農牧業)の一つです。

 

1.ブラジル No.2 17/18の生豆

使用した豆は「ブラジル No.2 17/18」です。

「No.2」とは、サンプル300g中の欠点豆の欠点数でNo.2が最高ランクです。
「17/18」とは、スクリーンサイズです。分かりやすく表示すると6.75mm/7mmとなります。

ブラジル No.2 17/18の一般的な特徴

ブレンドのベースにも最適な中性的な味

今回、購入した豆には記載ありませんでしたが「サントス No.2」と記載されていることがあります。
この「サントス」とは、サントス港から船積されたという意味です。

  

コーヒー生豆(焙煎していない豆)の購入先

コーヒー生豆は生豆販売サイト以外にAmazonや楽天などのオンラインショップでも購入することができますAmazonや楽天なら生豆以外の商品と合わせて注文すれば送料無料の場合があることがメリットの1つです。
購入先を決めるときは、価格、数量、送料、(購入の)便利さなどから検討が必要です。
興味がある方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてくださいね。

もし、色々な種類のコーヒー豆を焙煎してみたい人は、セット商品がオススメです。
「生豆倶楽部 コーヒー生豆 プレミアム 厳選セレクト5農園セット」は、世界中の5つの有名なコーヒー農園から選ばれた高品質な生豆を楽しめるお得な商品です
まずはどの豆にしようと悩んでいる人にもオススメですので、詳しくは商品リンクをご覧ください

 

もし、生豆をどこで買えばいいか悩んでいる人は次の記事を参考にしてください
大手のネット通販と生豆専門のネット通販、それぞれのメリットとデメリットも記載しています。

 

2.焙煎方法

焙煎は片手鍋で行いました。
焙煎方法については、この記事を参考にしてください。

 

3.焙煎結果

焙煎した結果は次のとおりです。

焙煎メモ
  • 生豆・・・・・・ブラジル No.2 17/18
  • ショップ・・・・ワールドビーンズショップ
  • 焙煎結果1・・・中煎り
  • 焙煎結果2・・・中深煎り

3.1 焙煎結果表、焙煎曲線

コーヒーの甘みを出すには、水抜き段階の水分量が重要そうです。
水抜き段階の鍋の蓋を開け閉め回数を減らすために、水抜き段階の温度測定はしていません。
※コーヒーの甘みについては3.3に記載。

      項 目        焙煎結果1    焙煎結果2  
焙煎度合い中煎り中深煎り
気 温18℃18℃
湿 度32%32%
投入量160.0g160.0g
投入前の豆の保存方法常温常温
投入温度(鍋温度)160℃160℃
1ハゼ開始11分29秒7分58秒
2ハゼ開始12分49秒ー
煎り止め(取り出し)13分11秒13分04秒
焙煎指数1.151.18
(焙煎結果表)
(焙煎曲線 焙煎結果1)
(焙煎曲線 焙煎結果2)
(焙煎結果1 中煎り、ハイ)
(焙煎結果2 中深煎り、ハイ~シティ)

3.2 生豆写真(参考)

生豆の見た目です。

(生豆)

3.3 コーヒーの甘みについて(焙煎)

コーヒーの甘みについて調べてみると、水抜き段階では水分を逃がさない方がいいようです。

コーヒーの甘み(ヒロ調べ)
  • コーヒーに甘みが感じるのは、フラノン類という成分が影響
  • フラノン類が生まれるのは、水抜きが終わった後のメイラード反応のとき
  • 豆に水分がある状態で熱を加えると、加水分解という反応が起き、水抜き後のメイラード反応という別の化学反応を起こしやすくなる。
  • つまり、豆にある程度の水分が必要

 

4.抽出結果(フレンチプレス)

抽出結果です。

    焙 煎 豆      結果1 中煎り    結果2 中深煎り  
抽出法フレンチプレスフレンチプレス
温度(抽出開始)沸騰直後沸騰直後
抽出時間4分00秒4分00秒
豆 量10.2g10.0g
水 量(抽出後) 150.0g  151.0g 
焙煎指数1.151.18
Brix1.361.39
TDS1.081.10
収率15.9916.61

中煎りは軽く、スッキリした感じで、中深煎りは落ち着いたような深みのフレーバーを感じました。
味わいとしては、中煎りは明るくスッキリとした感じの酸味を感じられ、中深煎りは苦味がプラスされバランスがいい状態になりました。

 

Brix、TDSの測定

Brix、TDSの測定はPAL-COFFEE(BX/TDS)「atago製」で行っています。
コーヒーの苦味と酸味を数値化できるので、オススメです。

以下の記事で使い方を紹介しています。動画もありますので気になる人は是非ご覧ください。

5.まとめ

2種類の焙煎度合いのコーヒーを飲みました。

中煎りは、スッキリとした酸味で飲みやすく、中深煎りは、酸味に苦味が加わりバランスが取れた味わいになったと思います。

ブレンドのベースにするのなら、中深煎りがオススメです。

甘さは今回がよく分かりませんでした・・・

  

お読みいただき、ありがとうございました!

 

商品のご紹介

ブラジル サントス No.2 17/18の生豆

色々な豆を試したい人にオススメ。

・参考文献:ジェームズ・ホフマン「ビジュアル スペシャルティコーヒー大事典」日経ナショナル ジオクラフィック社、2015年8月24日第1版1刷
・参考サイト:ブラジル連邦共和国 外務省「https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/brazil/index.html」、令和4年7月26日

 

※本ブログの香りや味わいなどは、あくまで個人的な感想となります。
※商品を紹介するためにリンクを貼っていますが、ご購入はご自身の判断でご利用ください。
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