重厚なコクと苦味『マンデリン　トバコ』を家で深煎りに自家焙煎！

マンデリン　トバコ G-１の生豆を家で焙煎したので、その結果をご紹介します。

この記事はこんな人にオススメ

インドネシア（マンデリン）のコーヒーに興味がある・飲んでみたい
インドネシア（マンデリン）のコーヒーを、ざっくり知りたい
インドネシア（マンデリン　トバコ）のコーヒーを購入しようか考え中
コーヒーの生豆をどこで購入したらよいか分からない

＜マンデリン　トバコについて＞

インドネシアのコーヒーは、もとはオランダ人が苗木を持ち込んだことが始まりと言われています。

マンデリン・トバコはスマトラ島北部のトバ湖周辺が産地のアラビカ種のコーヒー豆です。

トバコは地名に関したものですが、マンデリンはスマトラ島に暮らすある部族の名前です。

また、トバ湖はトバ山の巨大噴火のカルデラが湖となっているようです。
（この巨大噴火は科学誌「ネイチャー」でも発表されたようです）

トバ湖
- 標高　　：１１００ｍ～１６００ｍ
- 品種　　：ティピカなど
- 収穫時期：９月～１２月
マンデリン　トバコ
- オランダ人が苗木を持ち込んだことがインドネシアのコーヒーの始まり
- 「マンデリン族」が名前の由来と言われている
- 深いコク、苦味、マンデリン特有の香りが特徴

目次（押したら飛びます）

１．マンデリントバコの生豆・生産地について
- コーヒー生豆（焙煎していない豆）の購入先
２．焙煎方法
３．焙煎結果（中深煎り×２、深煎り）
４．抽出結果
- Brix、TDSの測定
５．まとめ

１．マンデリントバコの生豆・生産地について

コーヒー生豆は「マンデリントバコ　G-1」です。等級、品種等は以下となります。

等級　　　：Ｇ－１
スクリーン：７mm以上
生産者　　：－
標高　　　：１４００～１６００ｍ
品種　　　：ティピカなど
収穫時期　：－
精製　　　：スマトラ式セミウォッシュド
味の傾向　：－

マンデリンの一般的な特徴

苦味、マンデリン特有の土や木のような香り、スマトラ式で精製したコーヒーは非常に重厚なコク。
ほんの少し酸味。

コーヒー生豆（焙煎していない豆）の購入先

マンデリントバコのコーヒー生豆は生豆販売サイト以外にAmazonや楽天などのオンラインショップで簡単に購入することができます。
購入先を決めるときは、価格、数量、送料、(購入の)便利さなどの検討が必要です。
興味がある方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてくださいね。

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インドネシア共和国について

インドネシア共和国（Republic of Indonesia）の一般情報です。
外務省のサイトにある情報を引用しています。

面積　　約192万平方キロメｰトル
　　　　（日本の約5倍）
人口　　約2.70億人
　　　　（2020年、インドネシア政府統計）
首都　　ジャカルタ
民族　　約300
　　　　（ジャワ人、スンダ人、マドゥーラ人等マレー系、
　　　　　パプア人等メラネシア系、中華系、アラブ系等）
言語　　インドネシア語
宗教　　イスラム教　86.69％、キリスト教　10.72％、
　　　　ヒンズー教　1.74％、仏教　0.77％、儒教　0.03％、
　　　　その他　0.04％　（2019年、宗教省統計）

コーヒー生産量（1袋当たり60kg：2016年）は１１４９万１０００袋です。

２．焙煎方法

焙煎は片手鍋で行っています。

焙煎方法は次の記事で説明していきます。実際に焙煎した動画もありますので是非ご覧ください。

https://souren-weekly-dialy.com/nabebaisen-houhou/

３．焙煎結果（中深煎り×２、深煎り）

焙煎した結果は次のとおりです。
今回は３種類の焙煎を行っています。（2022年10月23日焙煎）

焙煎メモ

生豆・・・・・・マンデリン　トバコ　G－１
ショップ・・・・ワールドビーンズショップ
焙煎結果１・・・中深煎り
焙煎結果２・・・中深煎り
焙煎結果３・・・深煎り

３．１　焙煎結果表、焙煎曲線

焙煎結果です。

焙煎結果１は３回の中では一番浅く煎るつもりだったので、気持ちゆっくり焙煎しています。
焙煎結果３は温度の上がり方、焙煎時間ともにスムーズに焙煎できたと思います。

項　目	焙煎結果１	焙煎結果２	焙煎結果３
焙煎具合	中深煎り	中深煎り	深煎り
気　温	２８℃	２８℃	２８℃
湿　度	３７％	３７％	３７％
投入量	１５４．８ｇ	１５３．１ｇ	１４８．１ｇ
投入前の豆の保存方法	常温	常温	常温
投入温度（鍋温度）	１８０℃	１８０℃	１８０℃
１ハゼ開始	１０分２２秒	９分５４秒	９分２０秒
２ハゼ開始	１４分４５秒	１３分３３秒	１２分５５秒
煎り止め（取り出し）	１４分４５秒	１４分３９秒	１５分５０秒
焙煎指数	１．１９	１．２２	１．２８

（焙煎結果表）

３．２　生豆写真（参考）

生豆はこんな感じです。
アフリカなどの豆より深い緑色をしています。

３．３　その他のインドネシアのコーヒー

インドネシアのコーヒーには「バリ神山」「スラウエシアラビカ」もありもあります。以下記事も是非ご覧ください。

４．抽出結果

ペーパードリップで抽出した結果です。
※ドリッパー：Kono 名門ドリッパー

焙　煎　豆	結果１　中深煎り	結果２　中深煎り	結果３　深煎り
焙煎後経過日数	３日経過	４日経過	５日経過
温度（抽出開始）	８７℃	８８℃	８７℃
蒸らし時間	４０秒	４０秒	４０秒
抽出時間（蒸らし含む）	３分１４秒	２分５８秒	３分２０秒
豆　量	４８．３ｇ	４８．２ｇ	４７．８ｇ
水　量（抽出後）	４８８．０ｇ	４８５．５ｇ	４７７．２ｇ
Brix	１．８８	１．６４	１．８６
TDS	１．４９	１．３０	１．４６
収率	１５．０５	１３．０９	１４．５８

深煎り（結果３）は、豆の外観より苦味があっさりしていて、ちょっと拍子抜けした感じでした。
酸味はほぼ感じないですが、コクはあるので仕事終わりの一杯にいいかもしれません。。

中深煎り（結果１、２）は、香りはちょっと土の香り？がある気がします。
すっきりした苦味そしてコクがあります。酸味はないです。

Brix、TDSの測定

Brix、TDSの測定はPAL-COFFEE(BX/TDS)「atago製」で行っています。
コーヒーの苦味と酸味を数値化できるので、オススメです。

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実際に動画で使い方を見てみたい方は、こちらの動画をご覧ください。↓↓↓

文章で読みたい人向けには、以下のブログ記事をご覧ください。

５．まとめ

マンデリントバコのコーヒー生豆を焙煎をしてみました。

個人的なオススメは中深煎りです。
あっさり、すっきりとした苦味とコクがよいと思います。仕事終わりなどに合っていると思いました。

深煎りも焙煎方法の改善をしていけば、また違った結果になると思うので、試したいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました！
※香りや味わいは、あくまで個人的な感想となります。

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自分で焙煎することにハードルを感じる人は、焙煎した豆の購入を検討してみてください。
受注後に焙煎する商品だと、新鮮なコーヒーを飲むことができますよ。

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・参考文献：ジェームズ・ホフマン「ビジュアルスペシャルティコーヒー大事典」日経ナショナルジオクラフィック社、2015年8月24日第1版1刷
・参考サイト：インドネシア共和国　外務省「https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/index.html」、令和4年8月10日

※本ブログの香りや味わいなどは、あくまで個人的な感想となります。
※商品を紹介するためにリンクを貼っていますが、ご購入はご自身の判断でご利用ください。
※商品購入によるトラブル等には責任を負いかねますので、ご了承ください。
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（焙煎解説）インドネシア・マンデリンのコーヒー豆を深煎りに自家焙煎～重厚なコクと苦味～