【レビュー】家庭用の焙煎機(THANKO/ホームロースター)

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珈琲

この記事では、手軽に自家焙煎を始めたいけれども高価格帯の焙煎機は買えないと悩んでいる人に向けて、1万円代で購入できる家庭用ホームロースター「THANKO 電熱直火式コーヒーロースター CFFRATSWH」の使い方と魅力を解説します

ぜひこの記事を参考にして、手軽に始められる家庭用ホームロースターを購入して、あなただけのオリジナルなコーヒーを楽しんでみてください!

この記事をオススメする人
  • 焙煎機を使って自家焙煎をしたい人
  • 比較的に購入しやすい価格帯の焙煎機を探している人
  • THANKO 電熱直火式コーヒーロースター CFFRATSWH」の購入を考えている人

1.自家焙煎をすることのメリット

本題に入る前に、自家焙煎のメリットを簡単に説明します。

自家焙煎のメリット

自家焙煎の主なメリットは次の3点です。
他にもメリットはありますが、主なメリットは以下になります。

  • 焙煎したてのフレッシュなコーヒー豆を楽しめること
  • 焙煎度合いを自分でコントロールできるため、自分好みの味わいを追求することできること
  • 焙煎した豆より生豆は安く購入できる場合が多いので、家計にも優しいこと

 

2.[THANKO] コーヒーロースター CFFRATSWHの仕様や特徴

ここから、本題の「THANKO 電熱直火式コーヒーロースター CFFRATSWH」(以下:‎CFFRATSWH)について説明していきます。

2.1 CFFRATSWH の仕様

CFFRATSWHの仕様は下表となります。

サイズ幅34×奥行き40×高さ26 (cm)
重量約3.5kg
電源AC100V、50/60Hz
定格消費電力800W
加熱温度100℃~240℃の無段階調整
ケーブル長さ約770mm
材質アルミニウム、PF、PP、SUS201、ガラス
内容品本体、ガラス蓋、日本語取扱説明書
保証期間購入日より12ヶ月

製品の外観の写真です。(電源)ON/OFFスイッチ、温度調整スイッチとかなり簡単な構造です。

攪拌棒と本体には若干隙間が出来るような構造となっています。
攪拌棒で本体を傷つけにくくしている反面、生豆が挟まってしまい、その豆が焦げてしまう場合があるので、焙煎後のハンドピックで焦げた豆は取り除いた方がいいでしょう。

詳細については以下リンクよりご確認お願いします。

 

2.2 焙煎機として気になる機能

焙煎機としての機能で気になる特徴は以下となります。

No内 容説 明
焙煎中
温度調節可否
温度調整スイッチで無段階で調節ができます。仕上げたい焙煎度合いにあった温度設定にできることや焙煎中でも温度調整ができる反面、実際の温度は分からないため経験が必要そうです。
温度計の有無温度計は付属されていません
焙煎時間
設定可否
焙煎時間の設定はできません。キッチンタイマーを用意しましょう。
豆の状態(色)
の確認可否
ガラスの蓋なので豆の色は確認できますが、蒸気等で常に正確な色は確認できません。
また、ガラスなので急激な温度変化は与えないようにしましょう。
冷却機能
有無
冷却機能はありません。コーヒークーラーやザルに移して冷却しましょう。
片付け(お手入れ)が簡単か蓋と攪拌棒以外は取り外しできないため本体の丸洗い(水洗い)はできませんが、部品点数は少なく片付けは簡単です。
詳細は3項で説明します。

総評すれば、値段相応という感じです。

出費を抑えてとにかく焙煎機で焙煎をしたい人は問題ないかと思いますが、焙煎機にそれなりの機能を求めている人は、物足りなさを感じるかと思います。

この機能は物足りない!そんな人は、他の焙煎機(6項)をご覧ください。⇒ 6項はコチラ

 

‎2.3 良い点と注意点

‎CFFRATSWHの良い点と、注意点を説明します。



価 格1万円程度という焙煎機としては低価格なので、気軽に始められます。
簡単な操作性シンプルな操作なので、初めて焙煎をする人でも扱いやすいです。
サイズ焙煎機としてはコンパクトなサイズです。




焙煎能力(豆の量)商品仕様では600gとありますが、ちょっと言い過ぎかなと思います。(個人的には200~300gがちょうど良さそう)
焙煎能力(機能)温度設定のつまみしかなく実際の温度は分かりません。当然、高価格帯の焙煎機が備えている機能はありません。
耐久性検証が必要ですが、長期間の使用(例えば10年以上)は向かないかもしれません。

操作は(電源)ON/OFFスイッチと温度調整スイッチだけで行うので、非常にシンプルなつくりです。

 

3.使用方法とメンテ(お手入れ)方法

それでは次に使用方法とお手入れ方法の説明していきます。

3.1 使用方法

取扱説明書には、この製品の使い方書かれていますが、ここではもう少し詳しく説明します。

順番工 程補足説明取扱説明書
生豆の準備量は200~300gがオススメです。最大600g
下記の豆は使用しないこと。
・一度焙煎した豆や焙煎を中断した豆
・規定量以上の豆
・洗った豆
ハンドピック欠点豆を取り除いておきましょう。記載なし
3電源投入電源プラグをコンセントにしっかりと差し込みます。
(アース設置は必須ではないが推奨)
ON/OFFスイッチを「ON」の状態にする。
※攪拌棒が回ります。
※温度調整スイッチは「OFF」にしておきます。
4焙煎機の暖気温度調整スイッチは「240℃」に調整し、240℃付近になるまで暖気します
(注意)豆を入れる本体部分は、上側と下側で温度が違います。上側の方が温度が高いので、温度確認は上側でしましょう。
記載なし
5生豆の投入攪拌棒の右側または左側に準備した豆の半分を入れ、残りを反対側に入れ、ふたを閉じます。ふたを開けた状態でコーヒー豆を本体に入れ、ふたを閉じます。
6温度調整温度調整スイッチで温度調整してください。
7取り出しお好みの焙煎具合になったら、ON/OFスイッチと温度調整スイッチを「OFF」にして、豆を取り出します
本体はかなり高温になっているので注意してください。
取り出し字は金属製・プラスチック製のスプーンやフォーク、箸を使用せず木製を推奨します

 

3.2 焙煎時間

取扱説明書で紹介されている焙煎時間です。

焙煎時間が長いと感じるかもしれませんが、おそらく温度を200℃設定で暖気もしていない想定のため、この時間だと推測しています。

焙煎度味の特徴焙煎時間の目安
浅煎り爽やかな酸味、あっさりした口当たり約10~18分
中煎り柔らかい苦味、バランスのとれた酸味と苦味約20~30分
深煎り深いコクと苦味、香ばしさ、濃厚な味わい約30分以上
(生豆は約200g、温度は約200℃の設定)

中深煎りに焙煎するときの温度調整については、以下記事をご覧ください
改良の余地はありますが、約20分で中深煎りにしています

 

3.3 片付け(お手入れ)

次に、片付け(お手入れ)について説明します。

焙煎直後は、本体・蓋ともに高温になっているので、十分に冷まして片付けましょう
基本的な注意事項と本体、ふたのお手入れ方法です。

基本的な注意事項
  • 本体の分解・丸洗いは出来ません。
  • お手入れをするさいは、電源プラグを必ずコンセントから外しましょう。
  • ベンジン、シンナー等の溶剤、研磨入りの洗剤等は使用しないでください。
  • 金属たわし、金属ぶらしは使用しないでください。
本体
  • 濡らしたキレイな布巾で、コーヒー豆のカスや汚れをとります。
  • ハンドクリーナーを使うとチャフが取りやすくなります。
  • 汚れが取りにくい場合は、中に水を入れてしばらく浸した後、水を捨てて乾いた布で水分をしっかりふき取ってください。(電源コード類に水がかからないよう注意)
  • やわらかいスポンジに台所用中性洗剤をつけて、洗い流してください。
  • ガラスですので、落とす・強い衝撃を与えることはしないでください。割れる可能性があります。

基本的に「本体」のチャフと「蓋」を洗えば片付けは完了です。

 

3.4 実際の焙煎風景(動画)

「qikta / monoffee」のyoutube動画で、焙煎方法が分かりやすく紹介されています
実際の焙煎風景を確認されたい方は以下の動画をご覧ください。

動画で解説されていた良い点と気になる点は以下となります
おおむね同意見ですが、「ムラなく焙煎できる」は焙煎時間や温度調整、豆の状態によってムラは出ると思います。

良い点
  • ムラなく焙煎できる
  • コスパが良い焙煎機
  • 静かな駆動音
気になる点
  • サイズについて
  • お手入れが結構大変 → ハンディクリーナーを提案されています

 

 

4.購入前・初めて使うときの注意点

購入する前初めて使うときに注意した点を説明します。

4.1 購入前に気を付けたい

購入する前に、次の①~④は考えておきましょう

①焙煎機を使う場所、保管する場所があるか?

当然のことですが、使う場所と保管する場所は考えておきましょう。

求めている機能はあるか

焙煎時の温度を知る(本体・豆含め)仕様やタイマー機能、冷却機能はありません。

③焙煎時の香り

既に家庭で焙煎をしている人は承知の上と思いますが、焙煎をすると焙煎の煙が出ます。
換気しても、ある程度の時間は家にコーヒーの焙煎の香りがするので、同居人がいる人は一度ご相談しておいた方がいいでしょう。(個人的にはリラックス効果もあって、好きな香りです)

チャフへの対処

蓋が付いているので、チャフが舞い上がることはありませんが、焙煎後のチャフは片付ける必要があります。
豆を取り出した後に、シンクに一気落とすのか・ハンドクリーナーで吸うのか等、どうするか考えておきましょう。

 

4.2 初めて使うときの注意点

初めて使うときの注意点です

①いきなり始める前に、焙煎開始から完了までのイメージを持っておきましょう

どんな感じで焙煎するのか、イメージを持って始めましょう。タイマーなど準備が必要なら準備しておきましょう。

豆の量は気持ち少なめ

初めての焙煎なら約200gの豆から始めましょう。初めてで大量の豆を使うと思ったより焙煎時間がかかるかもしれません。

③焙煎機以外に必要な道具はあるか

タイマーや焙煎した豆を取り出す道具など、焙煎機以外に必要な道具があるか確認しましょう。

④失敗はあると思うこと

初めての焙煎です。失敗して当然ぐらいの気持ちで臨みましょう。
仮に本当に失敗しても、何が良くなかったのか分析して次にいかしましょう。

 

5.レビューの紹介

参考までに、Amazonや楽天市場のレビューを一部を紹介しておきます。

片付けについては、人によって感じ方が違うのかもしれません。
私は、どちらかというと部品も少なく簡単な部類かなと思っています。

評判がよかったレビュー
  1. コスパがいい
  2. 音が静か
  3. 好みの焙煎具合に調整できる
  4. 操作が簡単、片付けもしやすい
  5. 焙煎のムラが少ない
評判良くなかったレビュー
  1. 攪拌棒を止めている袋ナットが外れた。
  2. 火力が弱く、深煎りはできなさそう
  3. サイズが大きい(清掃しづらい)

評判が良くなかったレビューに対する個人的な意見です。同感できるものと、そうでないものがありますね。

袋ナットが外れた」というレビューについて

何回か焙煎していますが、袋ナットが外れたことはありません。最初にしっかり締付けられていなかったのかな?と思います。

火力が弱く、深煎りはできなさそう」というレビューについて

確かに他の焙煎機と比較して火力は弱いかも
ただし、温度と時間でなんとかなりそうな気がしているので、今後検証してみようと思います。

サイズが大きい(清掃しづらい)」というレビューについて

サイズは大きいけど、実際、焙煎できる豆の量などを考えると極端に大きいというわけではないと思います

 

6.その他の家庭焙煎機の紹介

家庭用として使うという前提で、焙煎中にチャフが舞わない(舞いにくい)焙煎機を紹介します。

家庭用にオススメの焙煎機4選

家庭用にオススメの焙煎機を4つ紹介します。

項目コーヒーロースター
CFFRATSWH
HOME
ROASTER
家庭用
コーヒーロースターKALDI
ロースター
メーカTHANKO‎weroast‎KAKACOOKALDI
参考価格11,800円29,800円28,999円51,970円
投入容量最大600g最大70g400g200g(最大250g)
熱 源電熱直火式熱風式直火式直火式
温度計なしなしありあり
サイズ
(幅×奥行×高さ)
34 x 40 x 26
(cm)
高さ27.5cm43 x 20 x 22
(cm)
16 x 20 x 30
(cm、ホッパーは除く)
重 量約3.5kg4.5 kg4.1kg
(ホッパーは除く)
特 徴・焙煎できる豆の量が多い
・操作が簡単
・サイズは大きめ
・焙煎時間で焙煎度合いを変更できる
・操作が簡単
・焙煎できる量は少なめ
・焙煎できる豆の量が多い
・豆の温度が測定できる
・部品点数が若干多い
・焙煎できる豆の量は丁度良い
・豆の温度が測定できる
・サンプラー付きなので本格的な焙煎体験ができる
どんな人に
オススメ?
・家族でコーヒーを飲む人
・鍋焙煎、手網焙煎に少し疲れた人
・一人暮らしの人
・毎日コーヒーを飲む人
・本格的な焙煎を楽しみたい人・本格的に焙煎の練習をしたい人
・将来、高機能な焙煎機を購入を検討している人

 

「価格帯1~2万円」コーヒーロースター CFFRATSWH

本記事で紹介したコーヒーロースターです。
家族でコーヒーを毎日飲む人や、鍋焙煎や手網焙煎に少し疲れてきたなと思う人にオススメの商品です
コスパが良い商品です。

「価格帯2~4万円」‎weroast HOME ROASTER

一人暮らしの人にオススメです。
一度に焙煎できる豆の量は、若干物足りなさがありますが、一人暮らしだと十分だと思います。
サイズもそこまで大きくなく、焙煎中の豆の状態(色)を確認できるので、自分好みの焙煎度合いに調整しやすいです。
”コーヒーを愛しすぎた男”岩崎泰三さんのyoutubuチャンネルでも紹介されていた商品です

「価格帯2~4万円」‎‎KAKACOO コーヒーロースター

温度計が付属されているので焙煎記録を取りたい人、焙煎中の状態(色)も確認できるので本格的に焙煎をしたい人にオススメです
モーターでガラスドラムが回転するので、ムラも少なく焙煎出来そうです。
気になる点としては、お手入れが大変そうということです。ガラスなので割れないよう取扱いに気を使いそうです。

「価格帯5~6万円」KALDI ロースター

小型の焙煎機という感じです。値段はそこそこしますが、本格的な焙煎機と比較すれば安いです。
温度計やサンプラーが付属されているので、本格的に焙煎の練習をしたい人にオススメです。

7.おわりに

本記事では、家庭用のホームロースターについて紹介しました。

自家焙煎をすることで。香り豊かなコーヒーを楽しめるだけでなく、自分だけのオリジナルコーヒーを作ることもできます。

今回ご紹介した焙煎機が、読者皆様の焙煎体験の一助になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

(参考記事)

①生豆の購入先

自家焙煎するために必ず必要になるコーヒー生豆の購入先について紹介した記事です。

②焙煎したてのコーヒーを効率よく冷ます道具

チャフ対策として解決策の1つです。このコーヒークーラーがあることで、焙煎後の片付けが激変しました。

③生産国によるコーヒーの特徴紹介

生産国によって風味の特徴があります。豆を選ぶ際の参考にしてください。

 

※本ブログの香りや味わい、ランキング付けは、あくまで個人的な感想となります。
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