こんにちは。
今回の記事は、ベトナムのコーヒー豆を紹介していきます。
ベトナムは世界第二位のコーヒー生産国で、主にロブスタ種を生産しています。
ロブスタ種と言えば「ブラックでは不味い」「木や土、泥臭い香り」とネガティブな言葉を聞くことが多いと思います。
しかし、ロブスタのイメージを覆すような甘い香りで、ブラックでも飲みやすいコーヒー豆を見つけたので、紹介したいと思います。
ロブスタ種と聞くだけで避けていた人にも、是非一度は飲んでみてもらいたいコーヒーです。
- ベトナムのコーヒー豆(ロブスタ種)を探している人
- 飲みやすいロブスタ種のコーヒーを探している人
- ベトナムのコーヒーについて調べている人
- 自家焙煎でベトナムのコーヒーを試そうか考えている人
1.ベトナムコーヒーについて
まず、簡単にベトナムのコーヒーについて説明していきます。
1.1 歴史
ベトナムにコーヒーが持ち込まれたのは1857年です。
当時、ベトナムはフランスの植民地だったため、フランスによって持ち込まれました。
当初はアラビカ種も栽培していたようですが、アラビカ種は気候や病害虫に弱く、生産性も低かったため、20世紀に入ってからは、ロブスタ種に切り替えられました。
1990年代から2000年代にかけて、コーヒーの価格が比較的高いこともあって生産量を飛躍的に増加しました。
結果、今日ではブラジルに次ぐ世界第二位のコーヒー生産国となっています。
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1.2 主な生産地
ベトナムのコーヒー産業の中心地は、中央高原部に位置する省都バンメトートで、主要な産地はダクラクとラムドンです。
この地域は、標高600mから1,000mの高原であり、温暖な気候なため、ロブスタ種を栽培するのに適しています。
他にも、南部や北部にもコーヒー栽培地がありますが、中央高原部に比べて規模は小さいようです。
1.3 品種
ベトナムで栽培されているコーヒー豆の品種は、ロブスタ種が圧倒的に多くを占めています。
ロブスタ種は、ベトナムのコーヒー豆生産量の90%を超しています。
ロブスタ種以外にも、アラビカ種が栽培されていますが、比率は低く、まだまだ発展途上です。
1.4 味の傾向
ロブスタ種は、苦味や渋味が強く、酸味や香りが弱いという特徴があります。
一般的には、アラビカ種と比べると香りが弱くなってしまうため、インスタントコーヒーや缶コーヒーの原料にされることも多いのも特徴です。
しかし、高品質の豆は香り豊かでしっかりとしたコクが感じられるものもあります。
酸味が穏やかで苦味・コクを感じたい人はベトナムのコーヒー豆が飲みやすいと感じるひとも多いでしょう。
1.5 ベトナムのコーヒー豆の等級について
ベトナムのコーヒー豆の等級は、スクリーンサイズ「コーヒー豆の大きさ」と欠点豆の混入率「虫食いや傷のある豆の割合」によって、品質が高いものから順にG1、G2、G3とグレードが分けられています。
グレード | 内 容 |
---|---|
G1 | ○スクリーンサイズ 16(6.4mm)〜14(5.6mm) ○欠点豆の割合 5%まで |
G2 | ○スクリーンサイズ 14(5.6mm)〜12(4.8mm) ○欠点豆の割合 10%まで |
G3 | ○スクリーンサイズ 12(4.8mm)〜10(4.0mm) ○欠点豆の割合 20%まで |
2.これは美味しいロブスタ「トイ・スペシャル・ワイニーハニー」
それでは、私が今回おすすめするコーヒー豆「トイ・スペシャル・ワイニーハニー」を紹介します。
以前飲んだロブスタ種は、香りや味も合わないとネガティブな印象が強かったです。
しかし、このコーヒー豆はブラックでも美味しく飲めました。
ロブスタ種なので酸味はほぼありませんが、落ち着いた苦味でとても飲みやすかったです。
2.1 どこで買える
私は生豆本舗さんで購入しましたが、Amazonや楽天などでも購入できます。
会員登録が面倒な人は、Amazonや楽天など普段使っているサイトで購入したらいいかなと思います。
以下はAmazonや楽天の商品リンクとなり、値段は2,000~3,000円(1kg)ぐらいです。
1kgが多いと感じる人は、500gのものもあります。
興味がありましたら以下の商品リンクから探してみてください。
また、生豆を購入先について紹介した次の記事も参考にしてください。
2.2 生豆の情報
生豆本舗さんのホームページにある生豆の情報となります。
項 目 | 内 容 |
---|---|
品 名 | トイ・スペシャル・ワイニーハニー |
生産国 | ベトナム |
地 域 | ラムドン省バオロク地域 |
規 格 | 完熟果実にこだわったスペシャルプレパレーション |
スクリーン | 16くらい |
標 高 | 750~800m |
欠 点 | 規格なし |
精製方法 | ハニー |
品 種 | ロブスタ |
収穫年度 | 2022、2023 |
3.実践!ロブスタ種のコーヒー焙煎
次に、焙煎方法や焙煎結果について紹介します。
焙煎したコーヒー豆を購入することもできますが、私は生豆を購入したので焙煎もしています。
もし、焙煎に興味がない人は、飛ばして読んでください。→「4.実食!」はコチラ
3.1 焙煎方法:使用器具他
焙煎機は、家庭用ホームロースター「THANKO 電熱直火式コーヒーロースター CFFRATSWH」です。
使用方法などは、次の記事で説明しているので気になる人はご覧ください。
3.2 焙煎結果
焙煎の結果を表と曲線にしています。
- 生豆・・・・・・・トイ・スペシャル・ワイニーハニー
- ショップ・・・・・極上珈琲 生豆本舗
- 焙煎目標・・・・・中深煎り~深煎り
- 焙煎時間目標・・・18~20分
3.2.1 焙煎記録(表、焙煎曲線)
焙煎ムラを調整するために、1ハゼ開始から2分経過した後に、若干温度を下げています。
その後、焙煎の進みが遅く感じたので温度を上げました。
この焙煎機で250g程度の豆を20分以内に中深煎り~深煎りにするには、次の点を改善した方がよさそうです。
- 焙煎ムラを調整するタイミングは1ハゼ開始と同時にする。
- 後半の火力は220~230℃で少し高めに設定する。
前半の温度を高くすれば焙煎時間は短くなりそうですが、焙煎ムラが大きくなりそうです…
項 目 | 焙煎結果 | |
---|---|---|
焙煎度合い | 中深煎り | |
気 温 | 30℃ | |
湿 度 | 78% | |
投入量 | 239.3g | |
投入前の豆の保存方法 | 常温 | |
焙煎結果 | 経過時間 | 温度調節スイッチ |
暖気 | 3~4分 | 240℃ |
生豆投入 | 0秒(開始) | 220℃ |
1ハゼ開始 | 12分45秒 | 220℃(変更無) |
1ハゼ開始+約2分 | 14分45秒 | 220→210℃ |
焙煎進行調整 | 16分45秒 | 210→220℃ |
2ハゼ開始 | 20分30秒 | 220℃(変更無) |
消火 | 21分00秒 | 220→0℃(OFF) |
煎り止め(取り出し) | 21分37秒 | 0℃(OFF) |
焙煎指数 | 1.20 (239.6g→199.6g) |
4.実食!本当にロブスタ種でも美味しいのか・・・
ハンドドリップで抽出して飲んでみました。
まず、香りはほのかに甘さを感じる気がします。
ロブスタ種でよく言われる土臭さといったものは無かったと思います。
次に、味はふつうに「おいしい」と思いました。
酸味はほぼありませんが、ほんのりとした甘さとコクがあります。
冷めた後の後味が気になる人もいるかもしれませんが、正直そこまで気になりませんでした。
ブラックでも十分美味しく飲めますが、ミルクや砂糖を入れても美味しく飲めそうです。
ロブスタ種の飲みやすいコーヒーは、オンラインショップで購入できます。
気になった方は、ぜひ試してみてください。
5.まとめ
いかがでしょうか。
コーヒーは、産地や焙煎方法、淹れ方によっても違う風味が楽しめる飲み物です。
最近ではアラビカ種の華やかなコーヒーが好まれる人も多いですが、今回ご紹介したような高品質のロブスタ種も、美味しく飲めると思います。
ロブスタ種のコーヒーに興味を持つ方に、このブログが参考になったら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※本ブログの香りや味わいなどは、あくまで個人的な感想となります。
※商品を紹介するためにリンクを貼っていますが、ご購入はご自身の判断でご利用ください。
※商品購入によるトラブル等には責任を負いかねますので、ご了承ください。
※一部商品では中古品のリンクの場合があります。ご購入の際は新品、中古品の確認もお願いします。
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